トルコ1803(02)~1日目(01)イスタンブールは工事中…

ブルーモスクは改装中…

ホテルの朝食をとり,いざイスタンブール出陣です。
と思いましたが,いきなり出鼻をくじかれます。というのもホテルから一番近い観光名所,ブルーモスクが5月までリノベーション工事だとかで,入れない。

●メインエリアは入れません!の垂れ幕が…。

●外は汚くなってしまっていますが,中はきれいなんだそうです。

●遠くから眺めます。

仕方がないのですが,まあ外からの写真だけ撮ってあきらめましょう。
一度ホテルに戻って休憩し,9:00に開くアヤソフィアに向かいます。

アヤソフィア,工事中…

●アヤソフィアの全景

アヤソフィアに到着したのは開門時間9:00よりも10分くらい前。20人から30人ほど並んではいましたが,そんなに多くはありません。
9:00ぴったりに門が開きます。ここでびっくりなのがミュージアムパスの値上げ! ネット情報だとつい最近まで85TLだったはずが,一気に125TLまで値上げされているのです。まあ仕方がありません。色々回って元をしっかり取りましょう。

●ミュージアムパス,値上げ!!125TL

●窓口で現金で簡単に変えます。近くに自動販売機もありましたが,カードのみで購入可能な様子。使っている人は誰もいませんでした。

アヤソフィアの中に入って,またもや愕然……。
左半分,工事してる……。ブルーモスクといい,アヤソフィアといい観光客のこと考えてずらして工事すればいいものを…。
と,ブツブツ考えていたのですが,気を取り直しましょう。

●何かの修復工事中で,左半分は入れません。

よくよく見てみると,このアヤソフィア。古いキリスト教の絵の中にアラビア文字が書かれた円盤があるのです。調べてみたら,もともとはキリスト教の教会として建てられたものを,無理やりモスクとして改修された。そのために教会内に描かれたキリスト教の絵は上塗りされた。それを最近になって壁を剥がしてみたらキリスト教の絵がたくさん出てきたとのことで,今ではどちらの教会でもなく,イスタンブールの歴史を物語る博物館として展示されているのだそうです。

●イスラム教とキリスト教が同居している

しかしこの中にいても,工事の鉄骨やトンカンという音が極めて旅情を害すると感じ,早々に退散しようかと思ったら,端っこのほうに2階に上がるスロープを発見します。上から観察してみましょう。

●2階のテラスから

アヤソフィアの面白さは2階にこそありました。ここにはもともと描かれていたキリスト教の絵画が復元されているんですね。ミナレットなんかもあってモスク風の建物なのにキリスト教の絵が混じっている。これは珍しい。

●2階のモザイク画より

●2階のモザイク画より

●2階のモザイク画より

●つぼ

●門の上にもモザイク画

最初はがっかりしたのですが,まあそれなりに堪能できました。次へ向かいましょう。

●野良猫が数匹迷い込んでいるあたり,どこかのんびりしています。

地下宮殿

次にアヤソフィアのすぐ隣にある地下宮殿に向かいます。この地下宮殿はミュージアムパスが使えないので20TLを払う必要があります。

●すぐ隣にある入り口

入り口を入ると,およそ想像もつかないほど広い空間が広がっています。
眼が慣れるまで時間がかかるのも手伝って,どこまであるのか良く見えません。

●暗い中,通路に沿って歩いていきます。

●貯水池として使われているので,床が今でも濡れています。

暗い上に,わざわざおどろおどろしい音楽も一緒にかかっており,不気味さを増幅させる仕掛けになっています。

●途中にある涙の柱

地下宮殿の一番奥には,土台部分にメデューサの首が装飾されているのだそうですが,なぜそんな装飾が施されたのかは,よくわかっていないそうです。

●メデューサはこちら,の看板

●ひっくり返ったメデューサと

●横倒しになったメデューサ

こんな広い地下空間は実は6世紀に作られたそうです。当時,どれだけの技術があったのかを想像するだけでも神秘的な空間でした。

●地下宮殿を後にして,次に向かいましょう。

カーリエ博物館までも…

次に向かうのはカーリエ博物館です。旧市街の中心部から少し離れていますが,Google Mapは強い味方。非常に簡単に到着することができました。
交通機関ならば何でも使えるイスタンブールカードですが,これは必須ですね。2時間以内に乗換えをすると,2回目,3回目の乗車は割引料金になります。旅行者といえどもこのカードは必須アイテムです。

ただ,カーリエ博物館も近づいてみると嫌な予感が…。
ここも改装中なの?? イスタンブールはどこもかしこも改装中です。
入場料30TLですが,ミュージアムパスが使える博物館です。入場券を待っている人もそんなにいませんでした。すぐに入れました。

●工事中の雰囲気が醸し出されている…。

●このエリアは入れませんだとか…。後々調べたら一部分だけでした。

この博物館は,天井やら壁やらに色々な装飾が施されているんですね。ヨーロッパの人が興味深く見ておりました。

●壁やら天井やらに描かれた絵の数々

●お水がワインに変わる奇跡のシーン

●最後の審判のシーン

●聖パウロ

●実に精巧な絵が残されていました。

願わくば真ん中の大きな部屋も見たかったところですが,3月はリノベーションシーズンなんだ,と思い込み,こちらを後にします。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする