朝が早かったので少し眠り,ナイルをゆったりと遊覧するファルーカ,というボートに乗ります。ここでもお決まりの交渉があります。
面倒なファルーカ乗り
ホテルから出て川沿いを歩いているだけなんですが,すぐに「ボート乗るか?」と話しかけてきます。最初はファルーカ乗りは1時間120ポンドでどうだ,と言ってきますが,私は80ポンドで乗りたかったので,1人目は100ポンドまで下がりましたが,パス。
2人目も同じように120ポンドから言ってきますが,私が80ポンドと提示すると,あっさりOKしました。
しかし,このボートに乗ってからがまたひと勝負。
「1時間は80ポンドだが,見所を回って帰ってこようとすると2時間はかかる」
「1時間だと,島(ナイルの中州にある島)を一回りできずに,ちょっと行って帰ってくるだけになる」
「2時間160ポンドでどうだ?」
と乗ってから営業をかけられます。
「だったら1時間半で120ポンドで…」
ということで手を打って,回ってもらうことにしました。
●結構揺れたり,かなり傾いたりするものの船はもちろん倒れません。
●有名なホテル…だったかな?
●日が沈み始めると,それも綺麗です。
●遠くにはクルーズ船も見えます。
●ファルーカ乗りのヌビアン。
ボートに乗りながら,遠くに見えるあの建物は……だ,とか。いついつに誰々が……とか,ガイドもするんですね。懸命に英語を覚えて棒読み風ではありましたが,色々説明してくれました。
ファルーカはエンジンがついていない船だから,ライトもつけることができず,それ故,日が暮れたら運行してはいけないんだそうです。だから夕暮れ時の私が今日の最後のお客さん。営業をかけるのも無理はありません。
しかし,これで終わりではなかった!
船に乗っている途中で,雑談でアスワンからルクソールにいく方法を決めてなくて,ちょっとクルーズ船にちょっと興味があるんだ,何ていう話をしていたらすかさず友達に電話をし始めるんですよね。
いやいや,ちょっと聞いてみただけだから。
でも,降りるときに「ちょっと待ってくれ。今,聞いてみるから」とか言っていたのですが,面倒なのでそのままさよならしました。
しかし,挙句の果てに私がちょっと街を散策してきた後にホテルに戻ると……。
友達込みでファルーカ乗りがロビーで待っているではありませんか。
(船で確かに宿泊先を言ってしまった私がバカだった)
降りるときにクルーズ船は乗らんと言っただろう,こっちはクルーズ船に乗っている時間はないんだ,帰れ,と言ったのちにようやく帰りました。
ハッキリ要らん,と言わなかったこちらも悪いが,
そういうことするから日本人はエジプトに来たがらなくなってしまうんですよ。
ということで,
・相手から話しかけてくる輩には,むやみに近づかない。
・自分よりも年齢が高い方に色々お願いする。
ということを勉強したのでありました。
夜は先ほどのスーパーによって,飲み物&お菓子を補給。
帰りにコシャリを買って部屋で食べました。
明日の朝は大変早いので,早めに就寝です。
●コシャリ 写真がぶれてしまいました。