中国・雲南省1712(04)~2日目(1)虎跳峡の濁流

麗江から虎跳峡への道のり

朝5時過ぎ,寝台車の中で目が覚めると線路の途中で止まっていました。
地図で確認すると麗江の駅のおそらく10kmくらい手前のところでしたが,逆に早くつきすぎてしまうとそれも問題なのかどうか,時間調整のためのようで,麗江駅には6時ちょうど,定刻に到着しました。

●だだっ広い麗江駅のホーム

ここから現地ツアーの待ち合わせ場所まではだいたい8kmくらいあります。素直にタクシーを利用すればいいものの,タクシー代をケチり,あと2時間はあるだろうから歩いていこうと思ってしまいます。
暗い夜道をテクテクと。。。途中で路線バスが通りましたので,うまく捕まえましたが,おそらく判断ミスでした。待ち合わせ場所には7時30分には到着しました。

そのツアーの概要をここに書こうと思ったのですが。
ツアーの申請はネットを通じて行いました。「パスポートの番号」と「中国の電話番号」があれば登録できたのですが,私が申請した後に,なぜかパスポートの番号による登録ができなくなってしまい,中国の身分証のみの受付になってしまいました。
外国人でも気軽に参加できるようなツアーは探すのが困難なようです。
麗江→虎跳峡に寄り道→シャングリラだと効率非常に良いですよね。

虎跳峡訪問

●虎跳峡までの道のり

ツアー会社のガイドさん,軽快な説明の中,一番最初に話したこと。
「ここからシャングリラになるにつれ,携帯の電波が悪くなります。4Gだったのが,そのうち3Gになり,2Gになります」
携帯がつながるかつながらないか,やはり中国人にとっても死活問題ですね。

バスに乗って2時間ほどすると,虎跳峡に到着しました。
虎跳峡とは,長江(揚子江)の源流にある峡谷で大きな濁流が見られるとのこと。駐車場にバスを止めて,1時間ほどしたら出発です。

●駐車場から。峡谷の崖も見応えあり。

●駐車場から階段を下りていくと,見事な濁流でした。

●虎のモニュメントの前で記念撮影。体感温度がかなり低いのでコートの貸し出しも。

●展望台の反対側から。人の大きさと比べて濁流の大きさが伝わるでしょうか。

●別の角度から。写真の奥が下流です。

●長江は,長い長い旅を経て上海まで流れます。

大迫力でした。流れに伴った轟音も見事でした。苦労してツアーに参加した甲斐がありました。
標高が高いところにあり,バスガイドにも「上がる時はゆっくり上がってきて下さいね」とアドバイスされ,チベットのはラサを訪問したことがある私は「標高が高いところでの階段のキツさ」を経験済みなので,10段ほど登っては休み,10段ほど登っては休みを繰り返します。ゆっくりと上がらないと息が切れるのです。小さな酸素ボンベを持っている人も多くいました。

お昼ご飯の支払い方法にびっくり

このツアーには食事代金は含まれていませんが,ガイドが「途中レストランによってみんなで料理を食べることもできるがどうするか」と聞いてきました。もちろんバックマージンは発生するんだろうなと思いつつも,25元とさほど高い金額ではなかったのでお願いすると,ツアー参加者のほぼ全員が一緒に食事を取る形になりました。

●円卓を囲んでの食事。

ごくごく普通のおかずとご飯でしたが,中国の食事は「人数+1」皿が基本。1テーブル8人くらい座りましたので,8種類か9種類。種類が多くて25元は満足です。そういえば昨日からまともな食事をしておらず,ここで十分栄養補給させていただきました。

さてお支払い。
中国ではここ2,3年,微信(ウェイシン,日本語だとWe chat)という,Lineの中国版スマホアプリの中に電子マネーを振り込んでおき,現金を介せず支払う方法がかなり主流になっています。ほぼすべての人が携帯を取り出して,QRコードを読み取ってお支払いです。現金払いの人ほぼいません。
実は今回の雲南に来る前に,以前中国で働いていたときの友人にお願いして,微信の中にお金をちょっと送ってもらっていたので,慣れない手つきですが,We chat pay初体験です。

●支払いの結果はすぐに反映されます。

現金の授受よりもこちらのほうがスマートです。かなり隅々まで浸透しています。若者ならほぼ全て使っているといっても過言ではないでしょう。今後あちこちで使うことになりました。

途中休憩をはさみつつ,さらに2時間ほど揺られていくとようやっと目的地のシャングリラに到着です。

●到着地点。チベット風の建物とチベット文字が旅情を誘います。

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