ウズベキスタン1802(06)~2日目(1)スィトライ・マヒ・ホサ宮殿へ行く

素敵な朝ごはん

泊まっているホテルの朝ごはん。8時からとお願いしておいて食堂に行くと,食堂が素敵な空間でした。泊まっているお客さんは私一人なのか,テーブルが1つだけ綺麗にセッティングされていました。

●ホテルの食堂。まるでお店に入ったかのようです。

●壁の幾何学模様

●壁には穴が開いていて,そこに食器が入っています。

●結構ボリュームのある朝ごはん。朝からしっかりいただきます。

食後にお茶をいただき,そこでもお茶受けとりんごも。十分に堪能したご飯でした。
実はなんだかホテルの改装工事中のようで,昼間は工事の音がうるさかったのですが,この食事で満足度がアップしました。
中庭はものが散乱しています。上の階にテラス席でも作るようです。

●中庭。Booking.comの写真などを見ますとここにテーブルをおいて食堂にしているようでした。

ブハラの路線バスに乗る

今日は,ちょっと郊外にある宮殿から攻めていきましょう。地球の歩き方によれば,「9番のバスに乗れ」とのことだったので,それに乗ります。

●10時を過ぎても道行く人影はまばら

●アジアホテル前から9番バスに乗り込みます。

旅に来たときにはなるべく公共の交通機関を利用することにしておりますので,昨日から気になっていた路線バス初挑戦です。

バスに乗ったときに,ウズベク人が何やら話しかけてきますが,何が言いたいのかさっぱりわかりません。両替して欲しいのかな?と思いつつ私は彼に1000スムを渡します。彼はすぐ次で降りてしまいましたが,皆さん降りるときにお金を支払っているようです。あれ?取られてしまったかな……。

料金は700スム≒0.1ドル。10円ほどです。ここに来てようやくわかってきたのですが,500スムと200スムの紙幣はあるのですが100スム以下は切り捨てか切り上げかしているようです。ですから1000スムを渡すと200スムだけ返ってきたり,2人分として2000スム渡すと500スムだけ返ってきたり,という感じのようです。

●9番バスのルート

幹線道路から右に曲がって宮殿に行くのですが,ちょうどその右に曲がる交差点のところで降りたいと運転手さんにジェスチャーすると,9番バスはそこでUターンをして帰るルートのようでした。交差点から10分弱歩くと宮殿に辿り着きます。

スィトライ・マヒ・ホサ宮殿

●入り口はここもウズベキスタン風

この宮殿は,20世紀の初頭に建てられた「月と星の宮殿」という名の美しい名前を冠した宮殿です。入場料はおそらく撮影代込みの料金だったのでしょうが20,000スムでした。

●入り口を入るとクジャクがお出迎え

ここも色々と工事中でした。壁のペンキを懸命にはがしているおじさんや工具を使って木を削ったりして。ウズベキスタンの冬は何やら工事が多いのでしょうか。そういえばホテルの目の前の道路も穴を掘って土管(下水かな?)を埋める工事をしていて,砂埃がもうもうと立ち込めていました。

白の間

●窓枠がハートマークになっているのがかわいらしい。

一番最初の建物に入ります。観光客はまばらでほぼ貸しきり状態です。私がそばによると係りの人が鍵を開けてくれて,中に入るように誘導されます。なんだか申し訳ない気分になってきてしまいます。

●中央に大きなシャンデリアのある白の間

隣の建物は小さな部屋がいくつか並んでいて,部屋の幾何学模様が見事です。お部屋には宝物もたくさん陳列してあり,なんとこんな所で「和」をも見つけることができました。

●幾何学模様の部屋の内装

●ステンドグラスもありました。

●幾何学模様が多すぎて,ちょっと目移りしてしまいます。

●和美人の描かれた結構大きな壷

大きな壷やら何やらが陳列してあり,権力者であったことが伺えます。

第2の建物,おそらく客間

この建物を後にして次の建物に移ります。
●入り口はしょぼい

ここでも係りの人が待っていて,裏口から入るように促されます。私一人のためにあけたり閉めたりを繰り返していると思うと,恐縮してしまいます。
●内装は今度は金ぴかです。

●ここでも壁に埋め込まれた食器棚が。

●幾何学模様+金ぴか

●天井

やはり普段過ごすお部屋と客間では,雰囲気が異なります。自分の権力を誇示するためかこちらのお部屋は煌びやかに。ただ,先ほどの普段の居室のほうは少し大人しめの内装にしていると,その違いを感じました。

第3の建物,モスクっぽい建物

さらに奥に進むと,モスクのような建物がありました。この宮殿自体,別荘なんだと思いますが,その別荘の中に小さなモスクも作ったのでしょうか。完全なる想像なのでわからないのですが…。
中はじゅうたんやら宝物やらが飾ってある博物館になっています。
中には数人のウズベク人女性がいました。お仕事中ではありますが,お客さんも来ないためか談笑しています。

●外はシナゴーグかと思わせる外観

●その隣にあった……,なんでしょう。

●絨毯。遠めで見ると綺麗だが,近くで見ると結構粗いものが多かったかな。

●円卓の装飾も見事です。

●こたつ,再び発見!

●タイルで装飾されています。

●一つ一つ見てみると色使いがやわらかく精巧

●もう1つ

●精巧です

●壷なんかもたくさんあります。

色々見るべきものが多くて,結構楽しめました。わざわざ来てよかったと思える場所でした。

クジャクが羽を開いている!

帰り道,さっき見かけたクジャクが羽を開いています。
●見事な羽の色

●そのまわりにメスが集まってきます。

クジャクが羽を開くのはもちろん繁殖期だからこそ。自分の羽を顕示してメスに見せ付けます。また,羽を小刻みにぶるぶると震わせて音でも自分の力を見せ付けているかのようです。メスは1匹ではなく数匹いたのですが,そ知らぬ顔をして品定めでもしているかのように,のそのそと近づいたり遠ざかったりしています。

しかし,次の瞬間,奥に入ったおばちゃんが,お茶碗にクジャクの餌を携えてやってくるのです。するとメスクジャク,みんながみんなおばちゃんの足元に寄っていってしまいます。
そして,おばちゃんが餌を撒くと,せっかく羽を開いたオスを横目に無我夢中に餌を食べ始めます。なんとも哀れなオスクジャク。結局は彼も羽をたたんで,一緒に餌を食べ始めたのでした。

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