帰り道は,宮殿の前に止まっていた路線バスに乗り込みます。先ほどは9番のバスに乗ってきたのですが,その路線は大通りまで歩かないといけない。これは面倒なのでとりあえず目の前にあるバスに乗り込みます。
●目の前にあったバス
あたりかどうかはわかりませんが,ブハラの町の中心部まで連れて行ってくれるでしょう。あとは地図を見ながら適当に降りて歩けば何とかなるでしょう。
ブハラの町を囲むように環状の幹線道路が走っています。とりあえずここまで来れたので適当に降りて,昨日は入れなかったチョル・ミナルに向かいます。
チョル・ミナル,リベンジ達成
ブハラの町は一歩奥に入ると,砂埃がもうもうと立ちこめ,砂漠の中に街があることを認識させられます。道は舗装されてないところもあるような凸凹道。交通量は多くないのですが,そんな中にも車が入っていきます。
●狭い路地
●舗装されていないところは砂埃が舞います。
チョル・ミナルはそんな街中に突然現れる世界遺産です。
今日もやはり青色がまぶしく輝いています。
●チョル・ミナルの雄姿
どうやら今日は門が開いているようですが,中に入ると資材がごちゃごちゃと置いてあります。ミナレットの階段の手すりを新たに取り付ける工事をしているようでした。
●手すりの工事をしている
ただ,隣にいた(おそらくその工事を管理している女性)が「上がりますか?」のようなジェスチャーを私にしてきます。私が頷くと,そのおじさんは一時下に下がり,上がっていいよと促してくれました。
●ちょっと高いところから。得した気分
●逆光になってしまいました。
●さっきの女性は写真のチェックに余念がない。
●コウノトリも近くで見ました。
屋根に上がると丸い屋根がそのまんま。外に出る仕様で作ってはいないのでしょう。転びそうで危ないのですが,気持ちのよい時間を過ごしました。
デフコン・バザール(市場)
チョルミナルから旧市街の通りに出て今度は8番バスに乗り込みます。
先ほどの環状線の通りを戻り,デフコン・バザールに到着です。
この市場にバスターミナルが隣接しています。色んな系統のバスが発着しているようです。偶然ではありますが,明日のブハラ駅(といいながら,カガンという街にあります。)行きのバスも発見したのでメモして置きました。
●378番バス乗り場は,西側の雑貨・洋服ゲートのすぐ近く
●大きくカガンの文字。キリル文字が読めるのが救いです。
このバザール,西側は雑貨や洋服などが並び,東側は食料品が並ぶのですが,大変広い。こんなバザールを外国人が歩いていることは少ないためか,ジロジロと見られてしまいます。
●青空市場という感じです。
●あらゆるものが売られている。
●やっぱり女性ものの洋服は美しい。
●絨毯やらお布団など
●靴にふかふかがついています。
●東側にある食品売り場の門
●スパイス売り場
●キャベツが上手に積んであります。
●天井は高いのですが,1階層だけで売っています。
チャシュマ・アイユブ
市場を歩いていると,南側から抜け出ることができました。
抜け出した先にすぐに何かの建物があって,調べたらチャシュマ・アイユブでした。
偶然に見つかったのですが,未訪問でしたので,ちょうどいいやと思い中に入ります。(10,000スム)
●チャシュマ・アイユブ
この建物は12世紀から湧き水が出てきて,この水を汲んで飲むと眼病に効くのだとか。つまり「湧き水を汲んで飲む」というのがマストタスクらしいのです。中に入っている人を観察すると,何かしらのお祈りを捧げ,そのあと持ってきたペットボトルなんかに水を汲み,それを持ち帰る,というようなことをしているらしいのです。
とりあえず私もそれに倣ってコップに少し水を汲んで一口だけいただきます…。お味のほうは……。
●蛇口はありますが水は出ません。後ろにある井戸から直接水を汲みます。
●せっかくなので味見だけしておきました。
このような施設に入ると,どこもかしこも何かしらの展示や説明があります。入場料にはこのような説明展示に対しての料金も含まれているようです。
イスマイール・サーマーニ廟再訪
実はこのチャシュマ・アイユブの目と鼻の先に昨日は開いていなかった廟がありました。いずれも公園の中にあったようです。
こちらに寄ってみると,今日はしっかりと門が開いています。
その入り口に座っている女の子が4000スムだというので,それを払って中から廟の見学です。でも領収書の類は発行されませんでした。
●今日は入り口が開いていました。
●中に入るといきなり大きなお墓。
●レンガだけを積み重ねてできた幾何学模様が美しい。
●天井の丸みを出すのはさぞや難しかったろうと思います。
お部屋が1つ,ぽつんとあるだけでしたが,昨日の未達成を2つクリアしたことで満足して,次に向かいます。
アブドゥーラ・ハン・メドレセとモダリ・ハン・メドレセ
何となく忘れ去られてしまったメドレセという感じの向かい合ったメドレセです。向かい合わせになっているファサードは,ところどころタイルがはげ落ちてしまっていて,このメドレセを訪れる人は誰もいないようです。鍵もしまっていました。
●どちらがどちらのメドレセががわからないのですが
●上のほうのタイルが落ちてしまっているのが残念でした。