宿のおもてなし
3日目の朝ごはん。やはり私1人しかいないようなので,私1人のためにテーブルクロスをひいて準備してくれます。私が指定した8:00というのがちょっと早いのか,ちょっと給仕は眠そうでした。
●内容は昨日と同じです。
●卵はオムレツにしてもらいました。
その給仕さんが,次の移動について聞いてきます。聞けば,空港や駅までは無料で送ってくれる,とのこと。
それならば,駅までではなくバハウッディンまで送って欲しい。そこからは自分で行くから,ということを頼むと,もちろん了解してくれました。ホテルを12:00出発,ということで約束して最後にブハラの街を散策します。
メイン通りのすぐ南側は未舗装地帯
GoogleMapにある,メイン通りの南側にある道を進みます。こんな細い道を車が走るものだから,砂埃がひどいです。
ただ,以前エジプトを訪れたときに,ピラミッドを見学している日本人が“重装備の”マスクをしていたのを見て興ざめしたことを思い出しました。そこまでして来るなら,来なくてもいいんじゃないの?と思ったほどです。せめてハンカチで口元を覆うとか……。
●砂埃で落書きがしてあります。
●メイン通りの南側も未舗装。車が通ります。
つぶれかけていたトゥルキ・シャンギ廟
地図を頼りに着いたのが,トゥルキ・シャンギ廟です。ただ,ファサードはもう朽ちかけています。
中に入ってみると,おそらくその中に安置されているのでしょうが,鍵がかかっていて入れませんでした。誰もおらず,寂しく,取り残されてしまった感じです。
●ボロボロに崩れかかった入り口
●中の廟は写真がありましたが,鍵がかかっていました。
見つからないHouseMuseum
おそらくはあっていると思うのですが……。
地球の歩き方(ただ,ブハラの地図はかなりいい加減です)でも,この近くにHouseMuseumがある,と書かれているのですが。
近くまで来たものの。入り口などが見当たりませんでした。下調べが足りなかったことを反省します。見当たらないのであきらめました。
近くに小さなスーパーがあって,何となく入ってみました。お店の中にあるモニターにかかっている音楽が,以前ウイグルで聴いた音楽に似ていたのは,シルクロードスタイルなのかしら,と思っていました。時間があるときにCD屋さんにでも入ってみようかと思いました。
●街中に溶け込んだスーパー。MiniではなくManiなのか。
はさみの博物館(?)
南側には用がなくなったので,先ほどのメイン通りに戻ります。
タキと呼ばれる交差点市場のさきに,はさみの博物館のようなものがあり入ってみます。
入り口で,中に入るだけならば5,000スム。写真を撮るなら合計で10,000スムと言われました。
中には大きなお釜があり,火が付けられていましたが,まだ作業は始まってないようです。
●その入り口
●変わった形のはさみに惹かれて入ってみることに。
●大きな釜があって,火をつけたばかりの模様
●奥は刃物の展示などがありました。
工場なのか博物館なのか,いくつかの歴史やはさみなどが飾ってありましたが,すぐに見終わってしまいます。
ブハラ・シナゴーグ
ラビハウズの南の細い道にシナゴーグがある,というので行ってみます。その道すがら,椅子に座っているおばちゃんに話しかけられる。「ホテルは決まったか。まだならばうちではどうか。」と営業をかけてきます。ここだけではありませんが,「何人か。日本人か。コンニチハ」と挨拶言葉だけは何度も何度も色んな人から聞きました。
ただ,そのおばちゃん,大変親切に「シナゴーグに行きたいのか。それならばこっち」と案内してくれました。
シナゴーグは住宅街の中に溶け込んで存在しているので,完全に見逃していたのです。扉はしまっているので,そばにいる人がノックしてくれた。
●シナゴーグの入り口
ノックに応えるように,中から人が出てきました。その人が説明をしてくれます。このシナゴーグは400年も前からあるものですよと。そして恭しくカーテンを開けて,この中のもの(何だったのだろう?)は1000年も前のものだよと。
写真を撮っていいかと許可をもらって撮りました。一通りの説明は5分ほどで終わり,寄付をよろしくねというので,5000スムを入れると喜んでくれました。
●カーテンを開けて,見せてくれたもの
●シナゴーグの中は大変狭かったです。
●狭い中庭でした。
やることがなくなってしまったので,まだ随分時間があったのですが,ホテルに戻って一休みです。