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バハウッディンを目指す
12:00になったので移動開始です。最後には「このおじさんがバハウッディンまで送ってくれるから安心して。お金はすでに払ってあるから」と言ってくれました。空港に迎えがなかったときはどうしたものかと思いましたが,大変よくもてなしてくれました。
●空港近くの道路。何にもありません。
そのタクシーのおじさんも営業をかけてきました。
「バハウッディンを見終わったら駅まで行くのか。だったらそこで待っていようか。」と言います。
しかし,そこからバスやらタクシーやらが出ているだろうと思っていたので,丁重にお断りしました。
宿からは20分ほどで到着しました。今日は天気が悪いのが残念ですが,かなり広そうなモスクです。
バハウッディン廟
●バハウッディン廟の入り口
ネットの情報で,真正面からではなく横から入ったほうが良い,というのを見かけたような気がしたので,正面入り口から右横に続いている道を歩き,そして入ります。
●この側道を歩くと,左に曲がる別の側道があります。
●側道を歩くと,もう1つ門がありました。
●ミナレットが見えます。
ブハラでみたメドレセがほぼ同じような外観と,同じような中庭だったので,こちらのバハウッディンは少し新鮮な気持ちになって見学できました。ここでも水を飲んでいる人がいたので,皆さんの真似をして味見をしました。
●皆,水を飲んでいる。
囲いで囲まれた木の枝があります。地球の歩き方によれば,これは「願いの木」というのだそうで,この木をくぐると子宝に恵まれるなどとかかれています。ただ,囲まれて入れなくなっているところを見ると,何かしらの問題があったのかもしれません。
●囲まれていた大木の枝
●このスペースに入るにはお金がかかりそうだと判断してパス
●鳥が泳いでいます。ブハラ市内では池に水が張られていませんでした。
●遠くに見える建物。入れませんでした。
●お祈りの時間を表す時計。そういえば,イスラム教の国なのに,アザーンを一度も聞いていません…。
真ん中に進むとみんなが集まって熱心にお祈りをしています。
おそらくこれがバハウッディンの墓石なのでしょう。
●何かアラビア語が書かれていますが,母音の記号が書いてあるので,クルアンなのかもしれません。
●小さな祠もあります。
●天井も美しい柄
小一時間ほど見学して廟を後にしようとすると,60と書かれたバスはここで折り返しをしているようで,駅のほうまで行きません。
ここは素直にタクシーに乗ることにしました。10,000スムの言い値でOKして乗り込みます。
どの運転手さんも商売熱心です。この運転手さんは全く英語が話せませんでしたが,色々と売り込みをかけてきます。
あるモスクの前に止まり「ここで写真を撮りな」と言います。
●車内から撮った写真1
●車内から撮った写真2
●バハウッディンから駅までも,何もありません。
また,ダッシュボードから小さな本を取り出して,「ここへ行くか」のようなことを言ってきます。
ただ,今日は天気が悪かったので,辞退させていただき,そのまま駅に向かってもらいました。
カガン駅で時間をつぶす
思っていたよりも早く駅に着いてしまいました。あと数時間,適当に時間をつぶさなければなりません。
●駅の目の前にあった,綺麗な建物。
子供がわいわいしている声が聞こえたので,もしかしたら,学校だったのかもしれません。入るのをためらってそのままでました。
駅からデフコンバザールまでは378で決定です。
駅前にはバスターミナルがありました。バスというかバンというか,小さなバスが無数にある,といった感じです。
●無数のバス
その中で,昨日目をつけておいた378番のバスを見つけました。バスには乗ってはいませんが,このバスに乗ればデフコンバザールに連れてってくれるのでしょう。
●378のバスはここから出発します。
近くのサモサ屋さんに入る
●サモサ屋さんの入り口
何とか時間つぶしの方法を,と思い,サモサと書かれたお店に入って見ます。座ると同時に自動的にサモサが出てきました。あとはブラックティーを,と頼むと,お茶が出てきます。
●赤いたれにつけて食べるようだ。辛くありません。
●良くある近所の食堂,というテイスト
このサモサ。クロワッサンのような熱々の生地の中にお肉が入っています。三角形の片方の端から食べ,もう片方の端は穴を開けずに,そのうち縦にして食べないと,具の行方がなくなってしまいボロボロと落ちてしまうのです。気をつけないと…。合計5,000スムでした。
駅でのひととき
●駅舎
それでも2時間程度時間が余ってしまい,駅のロビーで待つことにします。実は駅の中では速度は遅かったのですが,Wifiも使えました。
●待合室の写真(撮影禁止だと思われるので…),空港で見た椅子と同じ。
待合室の中にはいくつかの展示がしてあります。ウズベキスタンのほかの地域の駅の写真や何かが貼ってあるのですが,駅の外観はどれもそっくりでした。無機質な建物はロシア譲りなのかもしれません。
超特急列車アフラシャブ号
すでにホームにアフラシャブ号が止まって待っています。まだ時間ではないので乗れませんが,電車の姿を収めておきましょう。
●アフラシャブの鼻は随分長い。
●反対側から
●隣のホームに止まっていた普通列車とともに
40分程度前なのに,もう列車に乗れるとのこと。みんなが動き始めたので,一緒に動きます。
各扉の前に乗務員さんが立ち止まって待っていて,切符を確認します。すると,切符は回収されてしまいました。実は降りるときにまた戻してくれるのですが…。中国で寝台列車に乗ったときも一度回収されるので,それと同じようなシステムなのかもしれません。(二重乗車防止のためか)
●ヨーロッパ製の車内は快適
●モニタもありました
テーブルも十分広い大きさで,また,コンセントも準備されているので,作業がきちんとできます。早いところでは220kmまで速度を出しているようでした。
列車はステップ地帯をひた走る。景色はずっと同じような感じです。
●景色はずっとほぼ同じ。
ほぼ定刻通りに,次の都市,サマルカンドに到着です。