ウズベキスタン航空
●バンコク→タシケントのチケット
ウズベキスタン航空はもちろんウズベキスタンのフラッグキャリア。バンコク発の便は日本人はおろか,タイ人もほとんどいない,という印象でした。堀の深い男性,バッチリとメイクを決めた女性と,中央アジアらしい顔立ちの方が9割以上という印象でした。
●狭い機内
●モニタやUSB充電すらない…。
ただ,バンコク→タシケントの機材がボーイング757という3-3シートの小さな機材で「本当に国際線??」と思うような機材でした。携帯の充電すらできないとは……。機内誌で確認すると,この土曜日発着の便だけが757で,それ以外の日が767ということらしいのです。
●機内食はビーフストロガノフ。ロシア風
機内食を食べ終わった後,トレイを集めに来るまでいつも邪魔……。例えばお手洗いに行こうとしたときにどうしてもあたりが汚してしまいそうで…。ということを思ったりしますが,1人1人がふたつきのパックになっているのは(ゴミが増えてしまってエコではありませんが)画期的だと思いました。
本当に何もないタシケント空港
タシケント空港に到着しました。
イミグレの時間がかかる,というネット情報はどこへやら。それとも到着時間が夜中の1時半だったからでしょうか。
ボーディングブリッジではなくバスでの移動。建物の入り口からは一列に並ばされ開いたところに行くように誘導されるので,横入りもありません。イミグレの窓口も6つくらいあったため,10分も待たずに通過です。
到着口は非常に小さく,SIMカードはおろか,買い物する場所も何もなく,すぐに外に出てしまいます。待ち合わせの人は建物の中には入れずに外で寒い中待っています。セキュリティの問題なのでしょうね。
ただすぐに私のネームカードを持ったAdvantourの人を発見することができました。
「早速,国内線ターミナルへ行きましょう」
と案内され,国内線に向かいます。
同じ空港でありながら,滑走路を跨いで逆側に国内線ターミナルがあるので,歩いていける距離ではありません。地球の歩き方にはバスが走っているなどと書かれていますが,車で10分程度かかってようやく到着です。
国内線の朝一番の便が7:00で,ブハラ行きの国内線は9:20。そして,今はまだ2:00。ターミナル入り口にいる体格の良い警備員が睨みを聞かせますが,パスポートとEチケットを見せるとあっさりと通してくれます。
彼に料金を払いたいのですが,ぴったりと65ドルを持っていない私は,彼を少し困らせてしまいました。そこで一緒に国内線ターミナルに入り,中にあるエクスチェンジに向かいます。
もう夜中の2:30だというのにエクスチェンジを(無理やりだったのかな)開けてもらい,お願いをします。
●2018年2月11日のレート表
2017年の9月までは銀行レートと闇レートというのが存在して,闇レートで交換したほうがお得である,という状況だったそうです。しかし実勢レートとして銀行レートが大幅に改定され,今日は1ドル=8150スムで買うことになります。スムを売るときも8190スムですから,手数料は非常に良心的です。
ここでは200ドルを両替しました。そのうち15ドルを小額紙幣に両替(無料でした)してもらい手持ちの50ドル札とあわせて彼に渡し,残りの185ドル≒150万スム!! を手にします。
●一気に大金持ち気分!!
2016年までは5000スムがこの国の最高額紙幣だったそうで,100ドルを両替しようものなら,とんでもない札束のスムが手に入る,ということだったらしいのです。しかし1万スム,5万スム紙幣が相次いで2017年から登場したので,そこまでの枚数にはなりません。とはいえ5万スムといっても6ドル程度ですから,物価の感覚をつかむのはちょっと大変かもしれません。
●ロビーには何も無い。
スムも手に入れて,あとは充電でもしながらうとうとしようと思っていたのですが,この空港,コンセントもない,WiFiもない,売店もない(自動販売機が2台だけ…),やわらかい椅子なんてもちろんないの,無い無い尽くし……。せめて飲み物くらい売っている売店があればよかったのですが,自動販売機もおつりがどこから出てくるかわからず,使うのを躊躇って,寝るしかないという状況でした。固い椅子であまり寝られませんでしたが,待合ロビーで暖を取れたのが幸いです。
制限エリアも何も無い
チケットカウンターは2時間前に開きました。
そこで制限エリア内に入りますが,全く同じ状況です。
タシケントの国内線に乗りたい場合は,あらかじめいろいろと用意しておくと良いでしょう……。
中にコーヒーショップがあり,そこのお店のWi-Fiがあったのですが,コーヒーが1杯15,000スム程度。1ドルちょっとなので高くはないのですが,自動販売機に比べて4倍以上の値段なので,ケチってやめて,おとなしく待ちます。
●同じく何も無い制限エリア
ブハラ行きの飛行機。なぜかボーイング767で,バンコクからの国際線よりも良い機材を使用。USBの充電もできました。2-3-2配列の飛行機は,座席が半分くらいしか埋まっていないようでした。
●機内の写真
●モニタもありました。
機内誌を見ると本当はこの路線で使われる機材は,これよりも小さなA320らしいのですが,大きく快適な飛行機になりました。
なぜだか離陸する前にソフトドリンクが出され,それを口にします。
定刻の9:20にドアが閉まります。目の前のモニターを見ると,飛行時間は46分とのこと。予定では10:30に到着なので機材変更のせいもあってか到着が早いのでしょう。実際離陸してシートベルトサインが消えたと思ったら,10分ほどで着陸態勢のサイン。乗務員が何人か乗ってはいますが,ベルトを装着したかどうかも一切確認せずに,10:15には到着してしまいました。
●着陸直前のブハラ,痩せた大地が広がります。